秋の味覚❕ 18選❗ ~美味しい秋の味覚を厳選18種類ご紹介❕~

季節

10月に入っても暑い日が続きますが確実にになっています。

今回は、秋の味覚をご紹介します。
季節の食物はそれなりに素晴らしい栄養と味覚があります

是非、秋の味覚を堪能してください♪  美と健康に絶対おすすめです!🥰


秋といえば、「スポーツの秋」、「読書の秋」、
 あとは、「実りの秋」、「食欲の秋」・・・。

秋になると、食欲が旺盛になる人も多いと思います。


夏が終わり秋になると気温が低下します。
 身体は体温を下げないために基礎代謝量が上がります。

その結果多くのエネルギーが必要になるため食欲が増すと言われています。


秋は新米を含め、果物、野菜、キノコ、魚介類などたくさんの美味しい食物があります。

旬の物は栄養素と旨味が豊富に含まれているので、食べる楽しみも増しますね♪

秋に食欲が増す理由


 秋に食欲が増す理由を3ご紹介します。

 ①「幸せホルモン」のセロトニンの分泌量が減る
  ・セロトニンは脳の神経伝達物質で心の安定、自律神経のバランスや体内時計を整えるなどの
   役割があります。 満腹中枢を刺激して食欲を抑える働きがあるので「幸せホルモン」とも
   呼ばれています。

  ・セロトニンは日光を浴びる時間が短いと分泌量が減り、長いと増えると言われています。
   つまり、秋は夏に比べ日照時間が短いのでセロトニンの分泌量も減ります。
   体がだるい、気分が落ち込む、やる気が出ない、やたら眠い、食欲があり過ぎるなどの場合
   は、セロトニンの分泌量が少ない可能性があります。

  ・セロトニンを増やすためには、ウォーキングやジョギング、ダンスなどの有酸素運動がおす
   すめです。 おすすめの食物は、卵、大豆、乳製品、肉、魚類などがおすすめで、秋の味覚
   のサンマやサツマイモもおすすめなので、是非美味しくいただいてみては♪

 ②気温が下がることで基礎代謝量が上がり多くのエネルギーが必要になる
  ・私たちの身体は、気温が下がり寒さを感じると体内に取り込んだエネルギーや脂肪を燃焼さ
   せることで体温を維持しようと働きます。 そして、体温維持にエネルギーが消費されるた
   め、その消費されたエネルギーを補うために食欲が増すと言われています。

 ③気温が下がることで食欲が増す
  ・今年の夏も猛暑が続き、身体が辛い日々が続きました。 私たちの身体は、気温が高くなる
   と食欲不振や疲労感が強く夏バテになります。 そして、秋になると気温が下がり、夏バテ
   でダメージを受けた身体が回復し、食欲も回復するので食欲が増したように感じます。

  ・他には、秋になると冬にかけて気温が下がっていくので、“冬に向けて栄養を蓄えるために食
   欲が増す”という説も聞かれます。

  ・もう一つは、秋は「実りの秋」と言われるように四季の中でも一番多くの美味しい食べ物が
   実ります。

   梨、ブドウ、サツマイモ、サンマなど、聞いただけでも食欲が湧きますね♪

   是非、夏バテ対策としても秋の味覚をご堪能ください!

秋が旬の食べ物の紹介

・秋の味覚を楽しむメニューといえば、松茸やサツマイモ、栗などを入れた炊き込みご飯、そし
 て、サンマの塩焼きや焼き芋、旬の物を使ったスープなど、たくさんあります。

フルーツ編

梨、ブドウ、柿、栗が代表的です

●梨
 ・幸水、豊水、新高、二十世紀などたくさんの種類があります。
 ・梨の水分量は80%以上と、とても多いです。

 ・アミノ酸の一種であるアスパラギン酸、クエン酸、リンゴ酸などが含まれているので、夏バテ
  などの疲労回復の効果があります。

 ・カリウムは、体内からナトリウムを排出する働きがあるので、高血圧やむくみの改善・予防に
  効果があります。

 ・食物繊維が含まれているので、便秘の改善が期待できます。 便秘が改善されることで腸内環
  境が整い、肌荒れの改善、免疫機能が高まるなどの効果が期待できます。

 ・ソルビトールは糖の一種です。 腸内の水分を増やしてくれる働きがあるので、便を柔らかく
  して出しやすくしてくれる効果があります。


●ブドウ
 ・巨峰、シャインマスカット、ピオーネなど、ブドウの種類はたくさんあります。

 ・ビタミンB群はエネルギー代謝を助け、粘膜の再生や免疫機能の維持、疲労感を軽減する作用
  があります。

 ・カリウムは、体内からナトリウムを排出する働きがあるので、高血圧やむくみの改善・予防に
  効果があります。

 ・食物繊維が豊富なので、腸内環境を整える効果も期待できます。

 ・ポリフェノールは強い抗酸化作用があり、動脈硬化など生活習慣病の予防に役立ちます(ポリ
  フェノールは、特に皮の部分に多く含まれています)。

 ・アントシアニン(ポリフェノールの一種)は、抗酸化作用は目の健康を維持する効果があるの
  で、疲れ目におすすめです。

 ・ペクチン(水様性食物繊維の一種)は、腸内で善玉菌を増やす働きがあるので、悪玉コレステ
  ロール(LDLコレステロール)を減少させる効果があると言われています。

 ・ブドウはビタミンB群やカリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル、ポリフェノー
  ルなど、たくさんの栄養素が含まれています。 ヨーロッパでは「畑のミルク」と呼ばれてい
  ます。 ちなみに、皮にも栄養が多く含まれているので、できれば皮ごと食べる方がおすすめ
  です! 皮ごと食べられるブドウは是非、皮ごと食べてください♪
 

●柿
 ・甘柿は、果物では一番ビタミンCが多く含まれています。

 ・ビタミンCは水溶性ビタミンで、皮膚や骨、粘膜などの細胞をつなぐコラーゲンの生成に不可
  欠な成分です。 また、鉄の吸収を良くしたり、免疫力を高める効果もあります。
  その他、活性酸素の増加を抑える抗酸化作用があり、生活習慣病などの予防に役立ちます。

 ・β-カロテンは、カロテノイドという天然色素の一種で、柿の鮮やかなオレンジ色の素となりま
  す。 体内に取り入れられたβ-カロテンは、ビタミンAに変換されます。 また、β-カロテン
  には、ビタミンCと同じくらい強い抗酸化作用があり、活性酸素の増加を抑え生活習慣病の予
  防や老化防止が期待できます。

 ・ビタミンAは、皮膚や目の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強めたりする働きがあります。

 ・カリウムは、体内からナトリウムを排出する働きがあるので、高血圧やむくみの改善・予防に
  効果があります。 柿を食べると塩分摂り過ぎによる高血圧やむくみの改善に期待できます。

 ・食物繊維は、不溶性食物繊維(水に溶けにくい食物繊維)と水様性食物繊維(水に溶ける食物
  繊維)の2種類に分けられます。 柿に含まれる食物繊維の多くは不溶性食物繊維です。
 
  不溶性食物繊維は水分を吸収して便を大きくします。 大きくなった便が大腸を刺激し、排便
  がスムーズになります。 また、有害物質を吸着させて、便と一緒に体の外に排出するので、
  腸をキレイにして大腸癌のリスクを減らしてくれます。

  食物繊維は、小腸で消化・吸収されずに大腸に運ばれ、腸内細菌のエサになって腸内細菌を整
  える栄養素です。 腸内環境のバランスを良くすることで、他の栄養素の吸収率も向上しま
  す。

  腸内環境を整えることで免疫力を高めたり、老化防止や美肌など良い効果がたくさんありま
  す。
  不溶性食物繊維が多い柿は、便秘の改善に役立つ食材と言えますね♪

 ・タンニンはポリフェノールの一種で、赤ワインやお茶の葉、柿(渋柿)などに含まれる渋味の
  成分です。 ポリフェノールには抗酸化作用があり、タンニンにも同様に抗酸化作用がありま
  す。 そのため、活性酸素の増加を抑え、老化や免疫機能の低下、癌、動脈硬化などの予防
  効果があります。

  また、タンニンはアルコールの分解を助ける効果があるので、柿(干し柿も含む)を飲酒前に
  食べると、“悪酔い”や“二日酔い”の緩和に役立ちます♪
  しかし、飲み過ぎには注意しましょう!


●栗
 ・栗は、栄養が豊富に含まれているので、“スーパーフード”とも言われています。

 ・ビタミンB1は糖質やアミノ酸の代謝をサポートする栄養素です。 別名チアミンと呼ばれる水
  様性のビタミンで、糖質を分解してエネルギーとして消費するのに欠かせない栄養素です。
  他にも疲労回復や神経・筋肉の機能を正常に保つ働きもあります。

 ・栗の渋皮部分にはタンニンが含まれています。 タンニンには抗酸化作用があるので、身体の
  酸化を防ぐ働きがあります。 そのため、酸化が原因とされる老化や動脈硬化などの予防が期
  待できます。

  タンニンは渋皮に含まれているので、渋皮ごと食べられる調理がおすすめです。

 ・ビタミンCには抗酸化作用があり、風邪などの感染症予防に役立ちます。
  そして、シミやシワを防ぐ働きもあるため、ターンオーバーなど美肌の効果にも期待ができま
  す。
  ビタミンCは本来熱に弱いという性質がありますが、栗に含まれるビタミンCはデンプンによっ
  てコーティングされているので、加熱しても壊れにくいという特徴があります。 
  そのため、栗ご飯など栗を加熱したメニューでも、安心してビタミンCを摂取することができ
  ますね♪

 ・食物繊維は消化酵素では分解されないので、消化・吸収されません。

  食物繊維は、不溶性食物繊維(水に溶けにくい食物繊維)と水溶性食物繊維(水に溶ける食物
  繊維)の2種類に分けられます。 栗に含まれる食物繊維は不溶性食物繊維です。

  そのため、腸内環境を整えたり、便秘解消におすすめです。
  その他、急激な血糖値上昇や血液中のコレステロール上昇を抑えるなど期待できます。


 ※その他、リンゴ、ミカン、イチジク、桃、銀杏、クルミも、フルーツに含まれます。

 

野菜編

秋の野菜には優れた効果が多く、主に3つがあります

 ①免疫力
 ②疲労回復
 ③ダイエット


 ①免疫力
  ・秋は涼しく過ごしやすい季節ですが、暑さが残ったり、気温が急に下がったりと温度差があ
   り、体調を崩しやすい季節でもあります。

  ・秋の野菜には、β-グルカンやビタミンB群、Cなどの栄養素が含まれており、免疫力の向上
   効果があり、風邪など感染症の予防に役立ちます。

  ・特にイモ類に含まれるデンプンは、熱に弱いビタミンCをコーティングしてくれるので、加
   熱しても壊れにくいという特徴があります


 ②疲労回復
  ・秋は夏の暑さによる疲労やエネルギー不足から疲れやすくなります。

  ・疲労回復には、ビタミンB群、鉄、カルシウムが効果的です。
 
   ビタミンB群はエネルギーの代謝に重要な機能があります。
   鉄は血流を良くする働きがあるので、体温を上げたり貧血予防・改善の効果があります。
   カルシウムは骨だけでなく、細胞の機能を正常に保つのに必要な栄養素です。


 ③ダイエット
  ・特に根菜類(サツマイモ、ニンジン、ゴボウなど)には、食物繊維とカリウムが多く含まれ
   ています。

  ・食物繊維には腸を刺激し、腸内環境を整えてくれるので便秘の改善に効果があります。

  ・カリウムは、余分な水分をを排出してくれるので、むくみの改善に効果があります。 

   このような効果から、ダイエットにも期待ができます。

  ・秋の野菜は夏の暑さを乗り越えて育ったイモ類やキノコ類、冬まで保存が可能な根菜類が多
   いです。

   夏の暑さによって疲労した身体を回復させるビタミンやミネラル、腸内環境を整える食物繊
   維など栄養素が豊富に含まれています。
  

葉茎菜類、果菜類

●ほうれん草
 ・鉄分、β-カロテンが多く含まれており、特に貧血の改善に効果的です(特に女性におすすめの
  葉野菜です)。 鉄分の吸収は、ビタミンCと一緒に摂ると吸収力がアップします。

 ・ほうれん草の根の赤い部分にはビタミンCや鉄、β-カロテンが特に多く含まれているので、是
  非食べてください。

 ・ほうれん草は一年中スーパーなどで見かけますが、実は秋から冬にかけてが旬の野菜になりま
  す。


●ブロッコリー
 ・ビタミンCが豊富に含まれているので、免疫力アップや風邪予防、美肌効果などに役立ちま
  す。

 ・ブロッコリーの新芽のブロッコリースプラウトはビタミンCの他にビタミンA、E、Kなども含
  まれており、抗酸化作用があるのでおすすめです。


●カボチャ
 ・β-カロテンや食物繊維、ビタミンCなど栄養素が豊富に含まれているので、免疫力アップやア
  ンチエイジングなどに効果があります。

 ・カボチャの皮に栄養素が多く含まれているので、レンジでチンなどすることで柔らかくして摂
  取されることをおすすめします。


 ※その他、チンゲン菜、タマネギ、秋ナスなどもあります。

根菜類

・根菜類は食物繊維、糖質が多く含まれているので、ダイエット効果、保温効果などがあります。

根菜類は土に埋まっている部分を摂取、ビタミン類、ミネラルなど多く含まれています。



●ニンジン
 ・ニンジンは10月~12月が最も旬で、β-カロテンを多く含んでいます

 ・β-カロテンはビタミンAに変換され、免疫力アップや美肌効果、抗酸化作用も期待できます。

 ・β-カロテンは皮の内側に多く含まれているので、皮のまま摂取されることをおすすめします。

 ・また、油分と一緒に摂取されると吸収率がアップするので、炒め物もおすすめです。

 ・その他、ビタミンC,食物繊維、カリウム、葉酸なども豊富に含まれています。


●レンコン
 ・レンコンの主な成分はデンプンで、ビタミンC、食物繊維、カリウム、カルシウムも多く含ま
  れています。

 ・また、抗酸化作用に優れたポリフェノールの一種のタンニンも含まれています。

 ・そのため便秘の改善や疲労回復、美容効果が期待でき、アンチエイジングなど嬉しい効果がた
  くさんあります。

 ・レンコンは低カロリーでヘルシーです。 脂肪やナトリウムの含有量も少ないので、ダイエッ
  トしたい方やダイエット中の方にもおすすめの食材です。


●ゴボウ
 ・ゴボウは春が旬の“新ゴボウ”もありますが、秋が旬のゴボウは食物繊維が豊富に含まれていま
  す。

 ・ゴボウは身体を温める効果があります。
  ビタミン(特にE)やミネラルは毛細血管を広げて血行を促進させる効果があります。
  冷え性や肩こりで辛い方にもおすすめです。

 ・ゴボウに含まれる食物繊維は野菜の中でもトップクラスです。
  食物繊維は、イヌリンとリグニンがあります。

 ・イヌリンは水溶性食物繊維です。血糖値の上昇を防ぐ働きや整腸効果があります。 イヌリン
  は腸内で血糖値の吸収を妨げることで、血糖値の上昇を穏やかにしてくれます。

 ・リグニンは不溶性食物繊維です。 腸内で有害物質を吸着し、体外へ排出してくれる働きがあ
  ります。 また便の材料となり、腸を刺激して排便をスムーズにしてくれます。

 ・ポリフェノールの一種のクロロゲン酸は、ゴボウのアクの部分です。 抗酸化作用がありま
  す。
  活性酸素は細胞を傷つけ、肌へのダメージや癌、動脈硬化、免疫機能の低下などを引き起こし
  ます。

 ・クロロゲン酸は抗酸化作用により、活性酸素の働きを抑えたり、取り除いたりしてくれます。

 ・カリウムは、体内からナトリウムを排出する働きがあるので、高血圧やむくみの改善・予防
  効果があります。

 ・カルシウムは、骨の材料となり丈夫な骨を作る(骨密度を高める)のに必要です。
  カルシウムが不足すると骨密度が低下し、骨がスカスカいなり、骨粗鬆症の原因になります。

 ・鉄は血液中のヘモグロビンの素となり、貧血予防にとても大切です。 ヘモグロビンが不足す
  ると疲れやすい、めまい、動悸、息切れ、立ちくらみ、頭痛などの症状が起こることがありま
  す。

 ・ゴボウの皮には抗酸化作用のあるポリフェノール、むくみの改善に効果的なカリウムが豊富
  含まれています。皮をむかずにタワシで汚れを落として皮のまま食べるのがおすすめです。


 ※その他、カブ、大根も根菜類です。

イモ類

・食物繊維、ビタミン、ミネラル、ポリフェノールが豊富に含まれています。 また、イモ類に含
 まれるデンプンは、熱に弱いビタミンCをコーティングしてくれるので加熱しても壊れにくい
 いう特徴があります。


●サツマイモ
 ・サツマイモには、ビタミンやミネラルなど栄養素を多く含んでいます。

 ・ビタミンC、E、食物繊維、ビオチン(ビタミンB群の一つ)は美肌効果が期待できます。

 ・食物繊維やヤラピンには、腸の働きを活発にし便秘を予防する効果があります。

 ・サツマイモを切った時に出るヤラピンと呼ばれる白い汁には、食物繊維が豊富に含まれてい
  て、胃の粘膜の保護・整腸作用があります。 ヤラピンは皮の近くに多く含まれているので
  皮ごと摂取するのがおすすめです。

 ・紫色のサツマイモにはアントシアニンが、安納芋などのオレンジ色のサツマイモにはβ-カロ
  テンが豊富に含まれています。

 ・その他、カリウム、ビタミンCも含まれています。


●ジャガイモ
 ・ジャガイモは春と秋に旬があります。 春(5~6月頃)のジャガイモは「新ジャガ」と呼ば
  れ、皮が薄いです。 秋(10~11月頃)のジャガイモは皮が厚めで長期保存が可能です。
  秋に収穫されるジャガイモはデンプン質が多く、ホクホクとした食感が特徴です。

 ・ジャガイモは別名「畑のリンゴ」と呼ばれるほどビタミンCが豊富に含まれていて、イモ類の
  中でも一番多く含まれています。

 ・その他、食物繊維、カリウム、ビタミンB群も豊富に含まれています。


●里芋
 ・里芋はトロッとした粘りがありますが、その粘りはガラクタンという栄養素で食物繊維の一種
  の、水溶性食物繊維です。 水溶性食物繊維は、糖質の吸収を穏やかにするので血糖値の上昇
  を抑えてくれます。 また、ガラクタンには腸内環境を整える整腸作用があるので、便秘気味
  の方にはおすすめです。

 ・もう一種類、粘りにグルコマンナンという栄養素があります。 グルコマンナンもガラクタン
  と同様、水溶性食物繊維で、血中コレステロールの低下や血糖値の上昇を抑える効果がありま
  す。

 ・同じイモ類のサツマイモやジャガイモは不溶性食物繊維を多く含んでいますが、里芋は水溶性
  食物繊維を多く含んでいます。

 ・他に、カリウム、ビタミンB群、C、E、などの栄養素も含まれています。


 ※その他、長芋、コンニャク芋などもイモ類です。

キノコ類

・キノコは食物繊維、ビタミンB1が豊富で、便秘解消や疲労回復におすすめです。

・その他、栄養価は高く、カロリーは低いので、ダイエット中の方にもおすすめです。


●松茸
 ・松茸は、とても香りが良いキノコです。
  香りの成分はマツタケオールとメチルシンナメートで、この香り成分は食欲を増したり、消化
  酵素の働きを良くする効果があります。

 ・グアニル酸はキノコ類に含まれる旨味成分で、松茸にも含まれています。
  グアニル酸は血小板の凝集(血小板同士が集まって塊になること)を防ぎ、血液をサラサラに
  する効果があります。

  また、血中コレステロール値を下げる働きがあるので、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病
  予防にも期待できます。

 ・グアニル酸は昆布などのグルタミン酸と混ざることで更に旨味が強くなるので、一緒に摂取す
  るとより美味しくいただけます

 ・β-グルカンは、キノコ類に多く含まれる多糖類(食物繊維)の一種で、不溶性食物繊維です。

 ・β-グルカンは、癌細胞を攻撃するNK細胞(ナチュラルキラー細胞)やマクロファージなどの免
  疫細胞を活性化させる働きがあり、癌に対して抑制効果が認められているそうです。

 ・また、免疫力を高める効果があるので、風邪やインフルエンザなどの感染症の予防に役立ちま
  す。

 ・その他、ビタミンB2、D、カリウムなどの栄養素も含まれています。

 ・松茸は、人口栽培ができないのでとても高価です。

 ・そして、日持ちしないので保存せずにすぐに食べられることをおすすめします!

 ・何よりも、独特の香りが食欲をそそりますよ♪


●シイタケ
 ・シイタケは、生シイタケ(原木)と乾シイタケの2種類があります。

 ・葉酸は、ビタミンB群の一種で赤血球の生成を助け、貧血の改善に効果があります。

 ・エリタデニンは、シイタケに特異的に多く存在する栄養素で、血中コレステロール値を下げる
  働きがあります。

 ・その他、ビタミンD、食物繊維、β-グルカンなどの栄養素も含まれています。

 ・生シイタケと乾シイタケは栄養素は同じですが、乾燥させることで栄養素が凝縮されます!

 ・従って、乾シイタケの方が栄養素が多いです!!
  (生シイタケより、食物繊維は約2倍、ビタミンDは約10倍の効果があります!!)


●エノキダケ
 ・キノコ類の中でビタミンB1含有量がトップクラスです。
  ビタミンB1は糖質のエネルギー代謝に関わっており、疲労回復を助ける効果があります。
  水に溶けやすいので、水分も含めて全部摂取できる料理にされると効果的に摂取できます。

 ・ビタミンB2は脂肪をエネルギーに変えるのに欠かせないビタミンです。
  子供や胎児の発育を助ける働きがあることから「成長ビタミン」とも呼ばれています。

 ・ナイアシン(ビタミンB3)はビタミンB群の一種です。 他のビタミンB群と同様に酵素をサ
  ポートする補酵素として糖質、タンパク質、脂質のエネルギー代謝をスムーズにしています。
  また、脳神経の働きを活性化する、皮膚を健康に保つ、血液の循環を良くするなど、体内で起
  こる様々な酵素反応に関与し、体の機能を正常に働かせるために重要な役割を果たしていま
  す。
  さらに、アルコールを分解する働きがあるので、悪酔いや二日酔いの予防に役立ちます

 ・ビタミンDは魚介類やキノコ類に多く含まれています。
  ビタミンDはカルシウムの吸収や骨への沈着を助ける働きがあり、骨や歯の健康に欠かせない
  栄養素です。 また、血液中のカルシウム濃度を調整する役割もあります。

 ・ビタミンDは食品から摂取する他に、日光に当たることで紫外線により皮下で合成されます。
  また、免疫力をアップする効果も期待できます。

 ・エノキダケの食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれており、不溶性
  食物繊維が多く含まれています。

 ・β-グルカンも松茸、シイタケ同様含まれています。

 ・その他、カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、リンなどは、シイタケよりも多く含まれていま
  す。


 ※その他、しめじ、なめこ、舞茸、マッシュルーム、キクラゲなど、天然キノコの旬は「秋」で
  す!

魚介類編

・代表的な秋の魚介類として挙げられるのはサンマ、鰹(戻り鰹)、秋鮭、牡蠣などです。


●秋刀魚(サンマ)
 ・秋の代表的な魚です!

 ・サンマは骨や歯の健康に欠かせないカルシウムが豊富に含まれています。

 ・鉄分も多く含まれており、赤血球中のヘモグロビンの合成に必要で、体の各器官に酸素を運ぶ
  働きをするので、貧血防止に効果があります

 ・必須アミノ酸をバランスよく含んだ良質のタンパク質がたくさん含まれています。

 ・DHA(ドコサヘキサエン酸:Docosahexaenoic acid)は、体内で合成できない必須脂肪酸
  す。 脂肪酸は一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分けられますが、DHAは多価不飽和脂
  肪酸の中のn-3系脂肪酸(オメガ3脂肪酸)になります。DHAには体内の免疫反応の調整、脂肪
  燃焼の促進、血小板の凝集に関わるなどの働きがあり、アレルギー疾患、高血圧、動脈硬化、
  脂質異常症、脳卒中、皮膚炎などの予防と改善にも効果が期待できます。 また、脳の発達の
  維持に効果を発揮するので、記憶力の向上や脳の老化防止に効果があります

 ・EPA(エイコサペンタエン酸:Eicosapentaenoic acd)は、体内で合成できない必須脂肪酸
  で、多価不飽和脂肪酸の中のn-3系脂肪酸(オメガ3脂肪酸)になります。EPAは、体内の免疫
  反応の調整、アレルギー疾患、高血圧、動脈硬化、脂質異常症、脳卒中、心筋梗塞、炎症性の
  症状の予防と改善に効果を発揮します。 血液の凝固を抑える働きがあるので血栓症の予防
  期待できます。 さらに、中性脂肪の増加による動脈硬化や脂質異常といった生活習慣病の改
  善に役立つ成分として、特定保健用食品や機能性表示食品にも利用されています。

 ・その他、ビタミンA、B2、D、Eも含まれています。

 ・サンマは、エラが鮮やかな赤い色をしていて、目に濁りがなく透き通っている物が新鮮です。


●戻り鰹
 ・鰹は春と秋の2回旬があります。 春(4~5月)に獲れる鰹は「初鰹」、秋(8~9月)に獲れ
  る鰹は「戻り鰹」と呼ばれています。

 ・鰹はDHAやEPAを含んでいて、特に脂ののった戻り鰹には豊富に含まれています。

 ・戻り鰹にはセレン(抗酸化ミネラル)が含まれています。
  セレンは主にアンチエイジング(老化防止)や動脈硬化の予防が期待できます

 ・鰹に含まれるタンパク質やナイアシンの含有量は、魚の中でトップクラスです。

 ・そして、鰹にはタウリンも豊富に含まれています。
  タウリンとは、タンパク質を合成するアミノ酸の一種です。
  効果は、 ①肝臓の解毒能力を強化する ②アルコールによる肝臓障害の予防効果がある 
  ③血液中のコレステロールを減少させる など、他にもたくさんあります。

 ・鰹のお腹と背中の間の赤黒い部分である血合いには、ビタミンやミネラル、鉄分が多く含まれ
  ています
  鰹を食べる時には、栄養豊富な血合いの部分もしっかり食べましょう!

 ・鰹は高タンパク・低カロリーでアミノ酸を多く含んでいます。 アミノ酸は、運動により分解
  された筋肉を補修・強化してくれるので、筋肉を落とさずにダイエットしたい方や、負荷の高
  い運動をして筋肉を強化したい方におすすめです。

 ・その他、鉄分、ビタミンB6も含まれています。


 ※その他、秋鯖、秋鮭、アジ、マグロ、カレイ、カニなども秋の魚介類にあげられます。

秋に旬の食べ物を食べるメリット



秋が旬のものは、秋に食べるメリットがあります。

①栄養豊富でとても美味しい
 ・旬の物を食べるメリットは、栄養豊富で何よりもとっても美味しいです
 ・旬の物は、その時期に身体が必要とする栄養成分がたっぷり含まれています
 ・栄養豊富な秋の食べ物をたっぷり食べて、健康で元気な日々をサポートします

②金額的にも安く購入できます
 ・旬の物は時期的に生産量が多くなるので、シーズンオフに比べて安価で購入できます
 ・旬の物を新鮮で美味しくいただき、栄養成分を身体に取り込み、毎日を元気に過ごせます

③季節を感じられます
 ・毎日の献立に旬の物を取り入れることで、季節を感じることができます
 ・秋の旬の物は、色や香り、旨味が豊かです
  そのため、新鮮な物は生でも美味しくいただけ、調理すると更に旨味を感じることができます

美味しい物を美味しく食べて、素晴らしい季節を感じてみてください!

まとめ

・今回は、“秋の味覚! 18選!~美味しい秋の味覚を厳選18種類ご紹介!~” をご紹介しました。

・四季の中でも、秋は季節的にも涼しくなるので身体も元気になります。

 そして美味しい物がたくさん実るので、食欲も旺盛になり、秋の味覚が美味しくいただけます。


人間には、感覚特異的満腹感という、美味しい物を食べた時に満腹感を感じさせるシグナルがあ
 ります

 感覚特異的満腹感を感じるには、毎日の食事に風味豊かな食べ物を取り入れると良いです。


・秋はとっても美味しい物が豊富に実る季節なので、満腹感を得るためにも秋の味覚をしっかり体
 に取り入れて、楽しんでください♪


そして、お腹いっぱいになって、心身ともに幸せを感じてください♪♪


YouTube メディカ美スト るん(味の味覚❕✨ 16選❗🤗)でも、

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ルン

看護師歴30年以上。アロマ、ハーブ、フラワーレメディの上位資格も取得し、メディカルアロマ、メディカルハーブ、メディカルフラワーレメディなど自然の植物の力とエネルギーで皆様に美容と健康とhappyな情報を伝え続けています。すべての人が健康でhappyでいられるためのお手伝いができたら・・・と思っています🥰

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