10月に入り、スッカリ秋の気配がしてきました。 夏は紫外線とクーラーと湿度で肌のダメージを
受けています。
今回は、夏の終わりから秋にかけてのダメージを受けた肌におすすめの精油をご紹介します。
今、まず夏に受けたダメージのケアを行うのがとっても大切!
是非、参考にしてください♪
夏のお肌
・夏のお肌にダメージを与える3大原因は、紫外線・冷房・汗(湿度)です。
・第1に紫外線。
・夏は紫外線がとても強いです。 波長が長く肌の奥まで入って入っていき、シワやタルミの原
因になるUVA波と、UVA波より強く、奥深くには入らずに肌表面で吸収され日焼けとなり、シ
ミやソバカスの原因になるUVB波があります。
・第2に冷房。
・冷えた空気は湿度が低く乾燥しやすくなります。 冷房を長時間使用すると、肌の表面から水
分が失われ乾燥が進みます。 特に冷房は機械的な風で、直接肌に当たるとさらに水分が奪われ
やすく、肌の表皮にあるバリア機能が低下する原因になります。
・第3に汗(湿度)。
・気温・湿度が上がると皮脂の分泌量も増えます。 過剰な皮脂で肌がベタつき、毛穴も詰まり
やすくなり、毛穴が広がり、目立ちやすくなります。
秋のお肌
・暑さも落ち着いてきて、朝晩の冷え込みが少しずつ感じられてきました。
・10月~11月が、一年の中で寒暖差の激しい季節になります。
・夏のお肌がダメージを受けたまま秋になり、お肌が落ち着いてきたこの時期に、少しずつシミが
増えたように感じます。
夏の間に浴びた紫外線によりメラニンがお肌に蓄積され、シミ(ソバカス)となって現れ始め、
日焼けが少しずつ落ち着いて白くなることでシミ(ソバカス)が目立ってきます。
・さらにこの時期に気を付けたいのはお肌の乾燥です。 秋から冬にかけて気温や湿度が下がって
くるので、お肌はさらに乾燥状態に・・・。 そうなると、お肌のバリア機能が低下し、外から
の様々な刺激を受けやすく、その結果ターンオーバーがうまく機能しなくなり、シミやシワ、く
すみ、たるみなどの肌トラブルが起きやすくなります。
・冬に向けてお肌をケアするには、まず、夏に受けたダメージをケアすることが大切です!
・今回は、夏に受けたダメージに対しておすすめの精油をご紹介します。
肌別のおすすめの精油の紹介
・精油は、一つの肌質に限らず、複数の肌質に効果的な働きがあります。
それも、真逆の肌質の肌質の場合もあります。
肌質に合った精油を使用されると、間違いなくお肌は良くなります。
日焼けした肌
・炎症を抑え、保湿・新陳代謝を促して、肌トラブルを予防する働きのある精油がおすすめです。
◎ゼラニウム、ティートゥリー、ネロリ、ペパーミント、ラベンダー、ローマンカモミールなど
乾燥肌
・乾燥肌には、保湿効果のある精油がおすすめです。
◎イランイラン、ゼラニウム、ネロリ、パルマローザ、フランキンセンス、マンダリン、ラベンダ
ー、ローズ、ローマンカモミールなど
脂性肌
・脂性肌には、皮脂の分泌をコントロールしてくれる、肌を引き締めてくれる働きのある精油がお
すすめです。
◎イランイラン、ジュニパーベリー、ゼラニウム、ティートゥリー、ベルガモット、ラベンダー、
ローズマリーなど
敏感肌
・敏感肌には、肌への負担が少ない低刺激の精油がおすすめです。
◎ゼラニウム、ネロリ、パルマローザ、ラベンダー、ローズ、ローマンカモミールなど
加齢(エイジング)肌
・老化現象と言われるシミ、ソバカス、シワ、たるみ、などに良い効果のある精油がおすすめで
す。
◎ゼラニウム、ネロリ、パルマローザ、フランキンセンス、ラベンダー、ローズなど
細胞成長促進作用
・新しい細胞の成長を促す精油がおすすめです。
◎ゼラニウム、ネロリ、パチュリー、パルマローザ、フランキンセンス、マンダリン、ラベンダ
ー、ローズ、ローズマリーなど
瘢痕形成作用
・瘢痕組織(かさぶた、古い傷痕など)ができるのを目立ちにくくするのを助ける精油がおすす
めです。
◎ジャーマンカモミール、ジュニパーベリー、ゼラニウム、ティートゥリー、パチュリー、パルマ
ローザ、プチグレイン、フランキンセンス、ベルガモット、ラベンダー、ローズ、ローズマリ
ー、ローマンカモミールなど
・今回ご紹介しました精油の中で、ゼラニウムとラベンダーは、全ての項目におすすめです。
精油の素となるハーブは、多様な効果があります。 お肌の効果でいうと、皮脂のバランスを整
える効果があります。 皮脂のバランスを整えるので、乾燥肌も脂性肌も両方お使いいただけま
す。
・加齢(エイジング)肌におすすめの精油は、アンチエイジングケアにおすすめの精油としては有
名です。 効果の差はありますが、是非お試しください♪
・例えば、どの精油を選べばよいかわからない場合は、まずはゼラニウムまたはラベンダーをおす
すめします。
・第1にラベンダー。 この精油は万能精油で、この精油1本あれば、ほぼ何でも使用できます。
有名な効果としては、リラックス(寝る前にもおすすめ)、抗炎症(日焼け、火傷、ニキビ、虫
刺されなど)、鎮痛(頭痛、月経痛、筋肉のコリなど)、抗菌、お肌への効果(皮脂のバランス
を整えるので、全肌質におすすめです)など。 また、精油自体が強くないので、敏感肌の方に
も安心してご使用いただけます。 そして、細胞成長促進・瘢痕形成の働きもあるので、お肌に
とってもまさに万能の精油言えます。
・第2にゼラニウム。 この精油の1番の特徴は、皮脂・ホルモン・心のバランスを整えることで
す。
皮脂のバランスを整えるので、全肌質におすすめです。 ローズの香りに似た香りの精油で効果
もローズと同じ効果も多く、リラックス効果も高いです。 虫よけの効果もあるので、虫よけス
プレーなどにもよく使われます。
※注意事項は、ゼラニウム、ラベンダーともに、※1通経作用 があるので、妊娠中(特に妊娠初
期)のご使用はおすすめしません。
※ゼラニウム、ラベンダーともに、とても人気の高い精油ですが、全員に良い香りと感じていただ
ける訳ではありません。香りを嗅いでみて、良い香りと思えない、または、リラックスできない
と思われた場合は、ご使用はおすすめしません。 香りを嗅いでみて、良い香り、または、リラ
ックスできると思われる香りをご使用ください。
※1通経作用:月経を促す作用。生理を促し、月経周期を正常に整える作用
注意事項
・お肌のケアは一年を通して非常に大切です。 特に夏に受けたダメージはとても大きいので、細
やかなケアをおすすめします。
・精油のご使用は外側からのケアがメインになります。 食事や日常生活など内側からの日頃の過
ごし方も重要になります。
・精油は直接肌につけることはできません。 ご使用の場合は、水、植物油など何かに混ぜて、適
切な濃度でご使用ください。
・今回の精油の紹介は一般的なものです。 香りの好み、体調に合わせてご使用ください。
・精油はその時に心地良い、好きな香りと感じる精油をご使用ください。
・今回ご紹介した精油の中に皮膚刺激・光毒性のある精油、妊娠期間中など注意が必要な精油があ
ります。 注意事項をよく読んでいただき、ご購入の際、ショップなどでもお確かめの上ご購入
・ご使用ください。
・ご使用中に異常を認めた場合は、すぐに使用を中止してください。
必要に応じて換気、医療機関への受診などおすすめください。
・ご使用に際しては、注意事項をお確かめの上、自己責任でご使用してください。
まとめ
・今回は、“夏の肌のダメージ! おすすめの精油!”をご紹介しました。
・夏は、紫外線・冷房・汗(湿度)などによりお肌のダメージは大きいですが、それ以外にもお肌
へのダメージとなる原因はたくさんあります。 また、季節によってもケアの方法は変わります
し、その他の環境、精神的、生活習慣によってもお肌の状況は変わってきます。
従って、一年中のケアをおすすめします。
・“夏の肌のダメージ! おすすめの精油!”は、You Tube でも行っています。
よろしかったら、見てください♪
◎おすすめの精油で手作りスキンケアを作り、使用されることをおすすめします。
・手作りスキンケアの作り方・方法は、You Tube の、
・基本 クレンジングオイル の作り方!
・基本 フェイスローション の作り方!
・基本 乳液(ミルクローション)の作り方!🙂
・基本 クリーム の作り方!🙂
を、ご参照ください。
・お肌の調子が良いと、心もワクワクしますよね!
年間を通じて、その季節に合ったお手入れを行って、日々を楽しく過ごしてください!